2008-07

スタッフ研修 in 網走

2008年3月4日(火) くもり ときどき 晴れ

「ただいま!」と視察から帰ってきたことをお知らせし、追い追い報告していきまーすと言っておきながら「ほ」の字も記さないまま、早○日…。
どうしても必要に迫られて釧路に行かねばならない、とか、今回の視察で知り合ったK氏からいただいた日本酒=三重県・元坂酒造の純米大吟醸「酒屋八兵衛」(山田錦全量使用!)を味わおう兼報告会を開かなければならなかったりと、なかなか落ち着かないのである。ちなみに元坂酒造の女将さんは酒の味と同じくお美しい。
http://gensaka.com/

ほんでもって、きょうは<Kussharo Factory>のスタッフ研修として、「流氷&道立北方民族博物館見学ツアー」が行われたし。

2週間あまりの視察では、それなりに勉強もしてきた。
その勢いがまだ続いているのと、ゆかいな仲間の一人つるこちゃんが「この前、(生まれてから)ウン十ウン年目にして初めて流氷を見て来たよ」と発した言葉でスイッチオン!

驚いちゃならんぞ。
生まれも育ちも北海道人っちゅー中には、「流氷?見たことなーい」「雪まつり?見たことないなあ」という人が少なくない。
<Kussharo Factory>の木彫り担当も生まれてからウン十ウン年、一度も流氷を見たことがないのであった。

「流氷、見に行く?」
「行く!」
見事な即答。
「せっかくだから民族博物館も見て来るべ」
「んだ、んだ」
「わん!」

くもっていた天気も、家を出るころには薄日がさしてきた。
久しぶりに<モコトヌプリ>藻琴山からの屈斜路湖を見た。
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オホーツク海に面している釧網本線の北浜駅は、流氷が見られる駅として有名である。
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ちょうどノロッコ号が停車していた。流氷が見られる時期限定で知床斜里−網走間をゆーっくり走る列車。ダルマストーブなんかも設置され、スルメを焼いて食べながら景色も味わいましょうってことである。
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ちょっと先頭車両を写そうと思ったら期せずして旅行者の列に紛れ込んでしまい、言われるがままにカメラを係員に渡してちゃっかり記念写真を撮ってもらってしまった。
カンペキな旅行者である。

今年は流氷がびっちり押し寄せたようで、見渡す限りの雪原状態である。
初めて見る者は満足したようだ。

流氷を堪能したあとは天都山(てんとざん)にある北海道立北方民族博物館へ。
http://hoppohm.org/
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ホームページ割引券をプリントアウトして握りしめていったので、入館料大人1人450円→400円。
ネーミングの通り、北方に暮らす諸民族の文化を紹介してくれる施設である。

エントランスでドーンとマンモスのお出迎えを受けつつ、常設展示場へと進む。
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アイヌも樹皮衣や獣皮衣、魚皮衣のほか、珍しい素材という意味では鳥皮衣なども見られる。が、ほかの北方民族が着たものとしてアザラシの腸製衣があるというのには驚いたというか感心したというか…。
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北欧スカンジナビア半島に住むサミ族はコーヒーミルを使っていたんだと。もちろんヨーロッパに住む人々との交易が始まってからのものだというが、コーヒーおよびコーヒー器具愛好者としては魅かれる一品である。
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ほ、欲しい…!

今月23日までの企画展は「森の人 ウデヘ〜ウスリー・タイガに暮らす」が行われている。
ウスリー・タイガとはロシア沿海地方に広がるトラやヒョウが生息している原生林のことで、この地に住む先住民がウデヘ族である。
今から100年ほど前、ウスリー・タイガ周辺を探検したロシア軍将校が体験を基に書いた本が「デルス・ウザーラ」である。日本では黒澤明監督の映画としてご存知の方もいらっしゃるのでは?

今回はハバロフスク在住の画家による水彩画を中心に、ウデヘの文化を垣間見ることができる。
いやいやいやいや、それにしてもこの鮮やかな衣装の美しさといったら!
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<Kussharo Factory>のなんちゃって刺繍担当はしばらく見とれていた。

コレクターとしては見逃せない一筆箋(2008年1月1日ブログ参照)300円と、今回の視察から収集を決めた缶バッジ(追い追い説明)150円をGETする。
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帰りは美幌峠経由で帰宅。
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−というわけで、視察報告はまた次回。

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職人技で目の保養

2007年12月16日(日) 晴れ ときどき くもり

のどかな日曜日の始まりは、コーヒーを飲みつつ新聞を読むことから。
…日曜日に限らず、休刊日以外はたいがい新聞を読むことから始めるのだが。

日曜日はポストから取り出す新聞が一段と重い。
広告やら日曜版がプラスされているからである。

で、本日の北海道新聞日曜版「日曜navi」の一面に掲載されていたのは【黒曜石工芸】。

クンクン。匂う。
匂うぞ。センスのいい匂い。
いや、新聞のインクの匂いじゃなくて、記事で取り上げられている内容から感じる匂いである。

読めばそのギャラリーは十勝管内の上士幌町にあるというではないか。
上士幌町といえば、親戚の家がある。
親戚ともだいぶご無沙汰してしまっている。ちょうど気になっていたのだ。

「見たくない?」
「見たい」
「明日、行ってみるかい?」
「今日行く」
「ワン!」
<Kussharo Factory>スタッフ会議の結果、満場一致で決定した。

ギャラリーを見るついでに…もとい親戚の顔を見るついでに上士幌へ。
決定した時点ですでに午後1時。
3時間もあれば着くべ(…いくら凍結路面が含まれていても、という意)。

黒曜石が十勝石と呼ばれてもいることは以前から知っていた。
「(網走管内遠軽町の)白滝とか十勝でよく採れるんだ」ということも聞いたことがあったが、記事によると白滝はよく採れるどころか東洋最大の原産地で、十勝三股(上士幌町)置戸(網走管内置戸町)赤井川村(後志管内)を加え「4大原産地」となるそうだ。

昔は屈斜路の近くでも採れたみたいですぜ。いまも、ちょびっとはあるらしいけど。
火成岩なので火山活動があった近くではだいたい採れたんだろう。

ちなみに幕末の探検家、松浦武四郎の「十勝日誌」の中に「トカチ石」という記述があって、これが最初の記録らしい。
そうなんですか? Tさん。

天然ガラスといわれるくらい、砕けるときに鋭く剥離するので鏃(やじり)に使われたといえば頭に浮かぶのではないだろうか。
日本史の教科書だったら、結構初めのページで登場したような…。
すみません、学生時代を終えてからだいぶ経っているので定かな記憶ではありませんが(汗)。

ツルツル路面+小雪舞う阿寒横断道路〜足寄国道を抜け、お約束の道の駅「あしょろ銀河ホール21」に立ち寄り松山千春氏にごあいさつ。

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何年経っても、というか何年立ち続けているのか知らないが、いつも変わらぬお姿で迎えてくださいます。

上士幌までは目を瞑っても行けるほど慣れた道である(もちろん、目を瞑っていたら危ないから出来ないが)。
結局、ギャラリーまでは迷うことなく休憩を含めても2時間半ほどで到着した。

知らなかったなあ。
こんな(親戚の家の)近くにあったなんて。車で3分も離れていないんじゃないか。

外観からして<KussharoFactory>のスタッフ好みである。いいんでない。

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外の入口脇にも作品が置かれていたりするもんだから、
「もっと雪降る前には違う場所に動かすんだろうねえ、きっと?」と余計な心配をしてみたりもする。

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ギャラリーにはフクロウやモモンガといった動物の置物がさまざまな大きさでずらり。そのほかペーパーナイフや鏃、ペンダントやブローチといったアクセサリーも。宇宙をデザインした置物も目を引く。

作者兼オーナーさんは、<Kussharo Factory>彫り物担当が発する質問の数々にも細かく丁寧に答えてくださった。

職人さんがこだわって作っているものは、いい。
自分の店、ギャラリーを自分の作品で飾れるというのは本当に理想である。
<Kussharo Factory>も屈斜路コタンに縁のある作者だけの物というスタンスは崩さずに頑張ろーっと。

ということで、記念に作品をゲットしたのだが。
いやあ、悩んだ。迷った。
お客さまが木彫りのフクロウを見てどれにしようか悩んでいる気持ちが、よおおおおくわかった。
一つひとつが違うからなあ。

見つめあったすえに、やっと決めて連れて帰ってきたのであった。

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(ちなみに台座は槐の木で作った<Kussharo Factory>製)。

いろいろ刺激を受けた有意義な時間を過ごすことができて感謝。

そうそう、決してついでの話題ではないが親戚は元気だった。
もう高齢者の域だけど、見よ、これらの家が隠れるぐらいの薪、まき、マキ。
(後方に少し見えるのが住居)
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ここに写っているにはほんの一部。
年々、もンのすごいスピードで増えていっているような…。
すべて自分たちでやっている。元気な証拠、何よりだ。

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はたして???

2007年10月28日(日) くもり のち 晴れ

はい、昨日のお話です。


<kamuy カムイ>ヒグマに会いたいなあ。
できれば、鮭を食べている<kamuy>に…。

なんだ、そんなの簡単じゃん。ホレ!…って↓こういうんじゃなくて。
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ホンモノの!

<Kussharo Factory>の木彫り担当責任者は、ホンモノの<kamuy>を見るまで、クマは彫らないと決めている。
ベア・マウンテンのクマもそれはそれで有意義ではあった。
だってねえ、ガラス越しに足の裏の肉球まで見えちゃったんだよ。野生じゃそんなのありえないっしょ。
でも、なんか違うんだなあ。

というわけで、一番遭遇する確率が高い知床へ−。
まずは車も人間もお腹いっぱいになって、川湯、清里町を通って斜里に向かった。
ちなみに斜里の語源はアイヌ語の<sar サラ>ヨシの生えた湿原という意味である。

国道334号沿いにある道の駅うとろ・シリエトクに寄った。
ちなみに<シリエトク>は知床の語源となったアイヌ語<sir(地の)etok(突出部=岬)>という言葉である。
まずはスタンプをポン!
北海道内の道の駅ではスタンプラリーをやっていて、一定の期間中に集めたスタンプの数によって希望の賞品に応募できるようになっている。
とりあえず、応募うんぬんよりも集めることを楽しみにやっているので気長に巡っていくつもりなのだ。

この道の駅ではもうひとつ、目的があった。
旅行情報誌じゃ○んに載っていた「鮭クリームチーズバーガー」(350円)を食べることである。
鮭とチーズが好きな<Kussharo Factory>の刺繍担当責任者にとっては願ったり叶ったりの食べ物である。

メニューを見たら「鮭クリームチーズバーガー」のうえに、「鹿肉バーガー」という文字も。
どうせなら両方食べてみるかってことで1個ずつオーダー。テイクアウトでお願いした。3分くらい待ってできあがり。
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何事もイメージは多少ひかえめにしておいたほうがいいようで…。
味はどちらも悪くありません。ボリュームがもう少しあってもいいかなあ、ということで。

次は道の駅から5分ほどのところにある知床自然センターへ。
スーベニアショップの木彫り熊コーナーにあった「マイクを持った熊」には、さすがにド肝を抜かれた。
これまで、木彫りの「ゴルフをする熊」や「サッカーをする熊」にはお会いしたけど。
写真を撮る勇気がなかったのでレンズを向けることができなかったが、「カラオケの賞品にどうぞ」だそうです。
一応、お伝えしておきます。実物を見たい人は現場まで足を運んでください。

さらに次は、知床自然センターから10分くらいのところにある知床五湖へ。
本日、三湖以降は「熊出没中」につき立ち入り禁止ってことで、二湖まで。所要時間はゆっくり歩いても40分ほどだとか。
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よし! さあ、行くぞ。
「行くの?」
えっ?! 行かないの? だってこのためだけに駐車料金410円を払ったんだよ。
「行くかあ」
なんだ? そのヤル気の無さは! おまけにその靴、歩くことを前提にしていないじゃん。
「はい、行くよ行くよ」
(どっちがどっちの発した言葉かは読者のご想像にお任せします)

参考までに、隣にいた年配夫婦の会話も収録。
妻「二湖まで40分もかかるんだってよ。バカ!そんな薄着じゃ、熊にあったら食われちまうよ」
(薄着でも厚着でも襲われるときは襲われるって! by陰の声)
夫「バカとはなんだ!バカとは」
(あっ…そっちかい)…参考にならんか。

歩き始めてすぐ、道の傍に何やら小型の機械と説明書きが。なになに?
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「利用者数計測中 機械の前では立ち止まらないでください」−あぶないあぶない、機械の手前で立ち止まっちまったぜ。
こんなふうに書いてあったら立ち止まるべや。

さらに進む。まもなく一湖に到着。鯉らしき魚が水面まであがってきて口をぱくぱく歓迎のご様子。
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ほんとかあ? まあ、いいや。はい、次!
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ヤマブドウないなあ。
マイタケないなあ。
ネギも出そうもないなあ。
<Kussharo Factory>スタッフの基準はこのあたりである。あれば「良い山」、無さそうなら「普通の山」。以上。

しばし森林浴を楽しんだ。
さて、<kamuy>は、どこじゃ? 
とりあえず、地の果てと呼び声高い岩尾別まで行ってみるかい? と思いつつ、結局、知床峠を経由して羅臼へ降りた。
道中、なんとなく立ち寄った川岸の砂地のうえに、子グマらしき足跡を発見。
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ほかの人たちは気づくことなく踏んでいたみたいだな。

知床峠は霧の中。ほう、ハイマツだと。
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「阿寒湖で毎晩、持って行進しているのは?」「たいまつ」−といった明るい会話を交わしつつ、早々と寒い知床峠を後にする。露天風呂の熊の湯も見て、峠道を降りたところにあった羅臼自然センターへ。
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シマフクロウの骨格標本は興味深かった。時間があればヒグマのビデオも見たかったところだ。お楽しみは次回に。

国道335号沿いに道の駅知床・らうすがあったのでスタンプをポン!
このあたりで空腹感を覚えたので、ラーメンでも食べようかねと車を走らせていると、道の両側にこれでもか!っちゅーぐらい「ラーメン」ののぼりが。
「敦子」という、なんともわかりやすいネーミングの店。のれんをくぐる。海洋深層水を使った塩ラーメンがご自慢ということでオーダー。
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さっぱりしていておいしかった。ライダーさんたちにも人気のお店みたいだな。
ママさんに「羅臼川にマス(鮭は時期的にもう少し後だということを知った)がのぼっている」と聞き、少し戻って現場へ。

いることにはいた。
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疲れきってなお頑張っているマスと力尽き果てたマスが。
結局、今回は<kamuy>に会えずじまい。
やっぱり朝早くか夕方のほうが会える確率が高いだろうな。チャンスがあったら今シーズンもう一度チャレンジしてみるか。

それにしてもなぜか<yuk>エゾシカにもほとんど会わなかったな。弟子屈に戻ってきてからのほうがよっぽど<yuk>の姿を見かけたぞ。


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寒さが身にしみる

2007年10月15日(月) 晴れ ときどき くもり

観測史上最も遅いという真夏日を記録した暑さが、つい20日くらい前の出来事だなんて信じられない。
13日の朝は阿寒町と足寄町にまたがる雌阿寒岳(1,499m)に初冠雪が見られたとのこと。平年より3日早く、昨年より4日遅いそうだ。

知床横断道路の通行規制も始まる。
夜間路面凍結の恐れがあるため、24日から31日までは17:00から翌9:00まで、31日から11月7日までは15:00から翌10:00まで、そしていよいよ11月7日の午後3時からは全面閉鎖となる。再び開通するのは来春4月下旬ごろ。

冬の近づく足音が1日1日大きくなるこの時期。
悩みの一つが「いつ冬タイヤに履き替えるか」ということである。あまり早すぎても溝が減るだけだし。
とりあえず何か所かタイヤ屋さんを見てみるか。某ホーマックにも行かねばならんし、ということで中標津へ出かけることにした。
 
で、なんとなく足を伸ばして標津町のポー川史跡自然公園へ行ってみた。国道272号を走り、中標津町を通り越してさらに進むと目の前にオホーツク海が広がる。T字路になっていて国道244号へ入ることになる。知床・羅臼方面に向かうと左手に看板が見られる。

誘導されるまま駐車場へ。ほかに車は停まっていない。人の気配もない。なんとなくイヤーな予感がしたとき、あっち(どっち?)の方から一人のおばちゃん、もとい、おばさまが歩いてきてくれるのが見えた。

ひょっとして休み?
「いや、見られるよ。11月23日まで無休だから」
あー、良かった。
入場料(大人310円)を受け取り、チケットとパンフレットを差し出しながらおばさまはお尋ねになる。
「木道、通って行くかい?」
はて? この公園のことをよく把握してないんだけど、木道っちゅーのはどこに続いてるの?
「(標津)湿原があってね、で、その先には住居を復元したものとか竪穴住居跡といった(伊茶仁「いちゃに」)カリカリウス遺跡があるんだけど」
はあ。とりあえず、行ってみるかな。
「じゃあ、これね」
と渡されたものは、なんとクマ除け鈴…そういうことか。

じゃあ手前から順番に見ていくかね、ということで「標津町歴史民俗資料館」へ。
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するとさきほどのおばさまが小走りでやってきた。

「お客さまが来たら、館内の電気をつけることになっているんでね」
それはそれはご苦労さまです。じゃあ、お願いしますとドアを開けたら、
「とんでもない。お客さまより先に入ったりしたら怒られちゃう。入って入って」
と、なかなか律儀なおばさまであった。ところで誰に怒られるんだ?

「でっかいクマ、いるからね。ゆっくり見ていってね」
ほう。どれどれ。

まずは入口前に絵巻が立てられていた。アイヌが鮭漁をしている様子も描かれている。
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その隣に、子牛3頭を襲ったという伝説の(?)クマが。
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9歳雄で体重500kg? でかっ!
昔の生活道具などが展示されていて、なかなか興味深い。

資料館を出て木道を進むと、次は昔の学校を復元した建物がある。中へ入ってスリッパに履き替え廊下を歩く。教室の壁には習字がはってあったり、懐かしいような机とイスがおいてあったり。タイムスリップした感じ。
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なぜか摩周湖(と思われる)をバックに立つエカシの絵が掛けられていた。右下隅に「昭和四十七年揮毫 洋水」という文字が見える。
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ふうーん。

学校を出て木道を進むと、次は農家。引き戸を開けるとそこは土間だあ。炉がきってあって薪ストーブにはちゃんと火が入っていた。お休み処になっているんだと。
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時間が無かったから急いで見て回ったけど、楽しめた。復元された住居はコレ。
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どうでもいいけど、とにかく寒い。オホーツク海からの風をモロに受ける。
その先には国後島がはっきり見えた。
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10周年のイオマンテ

2007年10月10日(水) くもり ときどき 雨

「イオマンテの掛け声って、知ってる?」
むむっ? 
「イヨッ! マンテ(=待って)ました」
……おいおい、怒られるぞ。

ちなみに、これは小耳に挟んだ話である。こんな不謹慎なこと、採集狩猟民族としては口に出すのも憚れる。

ってなわけで(どういうわけだ?)、今年も阿寒湖温泉にて「イオマンテの火まつり」がスタートした。

12月1日までの毎晩(荒天時は中止)、午後9時から阿寒湖アイヌコタンのオンネチセ裏に設けられた野外ステージで行われる。

ことしは観光客が参加できる「たいまつ行進」も。湖岸園地からアイヌコタンまで毎晩歩くそうですぞ。
そして、ステージには屈斜路湖畔を拠点に活動している=<Kussharo Factory>の(向かって)左隣の左隣を拠点に活動しているアイヌ詩曲舞踊団モシリ(ってゆーか、モシリさんの隣の隣で<Kussharo Factory>が営業しているといったほうがわかりやすいと思うが)が加わっての大幅リニューアル。

画像を載せてはおくけど相変わらずボケているので、鮮明なステージをご覧になりたい方はご自分で足を運ぶように。あしからず。

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