2008-08

その正体は

2007年10月11日(木) 晴れ

きょう屈斜路コタンで、おしりかじり虫、あっ違った、おしりに綿状のものを付けた虫が飛び回っていた。
ヤツの名は「トドノネオオワタムシ」という。

秋も深まったころ、住み慣れたトドマツの根からヤチダモの木に移住するんだとな。
そして不思議なことに、すべてが雌なんだそうだ。へええええ。

春にヤチダモの棲みかで卵がかえるその時点から雌ばかり。
夏にはヤチダモからトドマツへ引っ越すらしいが、その後に生まれるのもぜーんぶ雌。
秋にトドマツを飛び立つときには腹の中に卵が詰まっていて、ヤチダモに落ち着くと卵を産む。このときに初めて雄が誕生するんだと。でも寿命は一週間程度で、交尾が済むと死んでしまう運命だそうだ。

アブラムシの仲間なので人間にあまり好かれる存在ではないのだが、秋にトドマツの根からヤチダモの木へと移り住む行動が初雪の前触れといわれる。

ふわふわふわふわ…。
本当に「雪か?」と見間違うような。

そういえば、今月のアイヌ語ラジオ講座テキスト(講師:萱野志朗氏・平取町二風谷在住)に載っていたな。(注:平取地方の方言がベースになった表現として)

upas-kikir a=nukar wa sine-cup ne kor sonno upas as pe.
upas-kikir ウパキキ  (雪・虫)
a=nukar ア・ヌカラ (私たち・見る)
wa ワ (して)
sine-cup シネチユプ (1か月)
ne ネ (なる)
kor コ (〜すると)
sonno ソンノ  (本当)
upas  ウパ (雪)
as ア (降る)
pe ぺ (もの)

つまり、<雪虫が見えてから1か月もすると本当の雪が降るものだよ>

きょう雪虫を見たというのは、あくまでも<Kussharo Factory>のスタッフによる目視であって公式な観測記録ではないため、1か月後というのがアテになるようなならないような…。

テーマ:北海道/道東 - ジャンル:地域情報

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