2008-01

こほりたる…

2008年1月20日(日) くもり ときどき 小雪

昨晩、屈斜路湖周辺にいらっしゃる神々は大勢出歩いていたようで…。
08012002

家の中でも「グオオオオオーン」「キュイイイイーン」と氷のきしむ音が聞こえてきた。山々に囲まれているので音がこだまするんである。

というわけで、今朝も冷え込んだ。
フロストフラワーが満開である。
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気温が上がり始める(といっても氷点下の話だが)10時くらいになると、今度は膨張し始めるので、また音が響く。
場所によっては氷が割れるのもこの時間帯なので、上に乗るときはご注意を。

網走では流氷初日を迎えたそうだ。
網走市沖にある流氷が、海岸から肉眼で初めて確認できる日のことをいう。
平年より1日早く、昨年より1日遅いんだとか。

ちなみに、網走に流氷が「接岸」する日と、屈斜路湖が全面結氷する日がほぼ同じという目安があったのだが、昨年はその目安が崩れてしまった。
さて、ことしは−。

先日、−30℃を下回る気温を記録した旭川郊外の住民によると、「まつげが凍り付く感じ」と表現したそうだが、−20℃くらいではまだそこまではいかんかな。
呼気でヒゲがシャリシャリする程度!?
…わかりにくいな。

家屋と風呂が離れている<Kussharo Factory>のスタッフとしては、濡れた髪の毛が歩いて家に戻る間に凍ってくっつくのである。
あとは…暖房の効いていない部屋に置いてあるモノが凍りつく、とか。
液体状のモノだけじゃないぞ。うっかり置いておいた箱の中のみかんも凍っちゃった。
部屋だから、もちろん家の中での出来事である。
いや、最近建った家はまさかそんなことがあるはずはなく、これは築○年という歴史がなせる技である。

「こほりたるインクの壜を火に翳し涙ながれぬともしびの下」と詠んだのは、石川啄木だ。
なんで、ここで石川啄木?

今年は、彼が釧路に来て76日間滞在したときから、ちょうど100年目なんだそうである。
なので釧路は記念行事を催したり、歌碑マップや資料を充実させたりと盛り上がっている。

ちなみに、屈斜路コタンは松浦武四郎翁が滞在されてから、ちょうど150年目である。

インクも凍ればヒゲも凍る。バナナなんてとっくに凍って釘が打てる。
そういえば筍は成長したかいな?

げげっ、無い!
なして無いのだ!

「倒れて車にぶつかったら(注:すぐ横が車の駐車スペース)危ないっしょ」
…………はい(涙)。また頑張って成長するんだぞ。

まあ、こんな悠長なことは言っていられないくらい、世界にはもっと寒いところで暮らしている人々もいるんだからな。




何年か前、椎名誠著「零下59度の旅」という本を読んだ。
で、最近。上記の米原万里著「−50℃の世界」を読んだのだが、2人が書いているのは同じ旅のことなのだということがわかった。

椎名誠氏も含むこの旅の、ロシア語通訳として同行したのが米原氏だったのである。

だからなに?って言われると困るんだが。
偶然ぶつかるこんな出来事が、読書の面白さでもあると思ったりして。

テーマ:北海道/道東 - ジャンル:地域情報

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