2008-01

成長する筍

2008年1月17日(木) 晴れ 【最高気温 −7℃】

北海道には、本州でいうところの妄想もとい孟宗竹とか真竹というものは自生しないことになっております。
竹という名が付くものは唯一、根曲がり竹(ネマガリタケ)=学名:チシマザサという、まあ笹の類が生えとります。
ちなみにアイヌの伝統楽器に<mukkur ムックリ>口琴(こうきん)があります。
実は口琴ってのは世界各地にありまして、民族によって金属製であるとか素材が違うんですな。
で、アイヌは竹製であったと。ゆえにネマガリタケで作っていたと思われているのであります。

この根曲がり竹にも筍は出るみたいだが、<Kussharo Factory>の筍は氷でできているのである。
氷の筍と書いて氷筍(ひょうじゅん)。

気象用語でいう氷筍とは、−3℃以下の洞窟内で滴り落ちた水滴が瞬時に凍りつき下から伸びてくる柱状の氷ということなので、洞窟内じゃないけど−3℃以下なんてもんじゃーない屈斜路コタン周辺では至るところで見られます。
ってゆーか、屈斜路コタン以外のところでも見られるであろう。

それは煙突の下。
ちょうど煙突の曲がり部で水滴は落ちるので、ほぼ決まった位置にポタポタと。

ちょっとした芸術。
08011701

どこまで成長するやら楽しみ楽しみ、と思いつつ、今朝なんとなく写真に撮っておーこうっという思いがよぎったのである。
この時点では、あくまでも「なんとなく」であった。

昼過ぎ、近所に住む仲間(?)のUちゃんが学校帰りに遊びに来た。
そしてなんと! 大事に育てている(といっても勝手に育っているんだが)氷筍の一部分をポキポキと折って、<Kussharo Factory>の看板犬にプレゼントしてくれたのである。
ちなみにそのとき、いつもは家の中にいる看板犬がひなたぼっこをしに外に出ていたという偶然も重なったのであった。

年齢を感じさせないくらい大人びたUちゃんであるが、「学校帰り」というくらいの年齢である。小学校か中学校か高校か大学かはご想像にお任せする。

いずれにしても、学生を相手にまさかダメ出しをするわけにもいかん。
看板犬と遊んでくれているんだし。
飽きるまで好きにさせてあげたが、かろうじて氷筍は現在のところ倒れることなく頑張っている。
よしよし。

天気予報で釧路根室管内の気温が表示されるコーナーでは、いつも小盛り上がりをする<Kussharo Factory>のスタッフである。
とくに勝手にライバル視している(ライバルとは敵ではないぞ、好敵手!)阿寒は気になるところである。
とはいえ、観測地点は阿寒も弟子屈も市街地(たぶん役場付近)と思われ、よって阿寒湖畔や屈斜路湖畔とはだいぶ誤差が生じることになるのだが、致し方あるまい。

低ければ低いなりに一番が良いってもんである。なので、ちょっとでも弟子屈のほうが気温が低いと優越感に浸れるのじゃ。
阿寒湖畔にもいるに違いない、そんなヤツが。

ちなみに今朝の屈斜路コタンは−20℃までは下がらなかったようだが、けっこうシバレた。
そうすると、湖はこうなる。
08011702  08011703

ところで、旭川市郊外では今朝、−33.3℃を記録したんだと!?
…気の毒に。

えっ、話が違うって?
だって、そこまでは寒くなくていいもん。

さて、明日の予想気温。
最低は阿寒が−20℃で弟子屈が−19℃。ちっ、負けたか。で、最高は阿寒が−5℃で弟子屈が−8℃!
よしよし。

北海道新聞 1月16日付 夕刊
「アラスカで現代アイヌ工芸展」「道内30人が木彫や着物90点 “作家性”強調、励みに」
米アラスカ州フェアバンクスで1月下旬からアイヌ民族の現代工芸作家による大規模な展覧会「アイヌの魂」が始まるという。興味のある方はぜひ。……。見たいなあ…。

アラスカ州には、先住民の工芸を保護するための「シルバー・ハンド」という認証制度があって、エスキモーやアリュート、インディアンの作家が主要部分を地元産の素材で作った作品に限り、「アラスカ先住民の工芸」と記したステッカーの掲示を認めているという。これにより、大量生産で作られた安価な商品と区別され、品質に見合った値で取引されるという。

……いいんでないかい。

テーマ:北海道/道東 - ジャンル:地域情報

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