2007-08

妄想族の内緒話

2007年8月31日(金) は〜れーっ

8月もきょうで終わりである。
誰がなんといっても終わりである。えーっ、終わっちゃうの。

おかげさまで<Kussharo Factory>は開店以来、月別最高額となる売り上げを記録いたしました。ぱちぱちぱち(拍手)。

あの〜、単にお店を開けていた日数が多かったからというか、延べ時間が長かったからというか、時節柄お客さまが多かったからというか、<Mini Pactory>いや違う、ゆかいな仲間支店のご努力による賜物というか。
みなみなさま、ありがとうございます。
お買い上げいただくたびに、感謝の気持ちと商品が無くなっていく一方の不安でいっぱいでございます。

いや、でも、同業他店の方々からみれば、もう笑っちゃうくらいの、電卓なんか使わずに暗算でも計算できるくらいの金額ですから(泣)。

最近は、<ぢぢカヌー>を主会場に油の売買、もといミーティングをひんぱんに開いているのだが、ちょっと気を許したスキにどうやら盗聴されてしまったらしい。
しかもこのブログ上で暴露されたりして…。
うーむ、「知りすぎた男」、あなどれん。あのとき、とうきびをかじっていた男だろうか…。
こうなったら彼も「店舗拡張マル秘大作戦」に巻き込むしかないな。

けど、彼はどっちかっつーと自身のコーヒーを飲むスペース確保の心配をしているようだ。
アイヌ勘定、もとい倍倍で商品が増えていったら店舗が狭くなるではないかと。
解決策がひとつある!

商品が増えていくのと同じスピードもしくはそれ以上のハイスピードで買い取ってくれるだけでいいのだ。

ねっ! 安心したっしょ。


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9月なったら…

2007年8月30日(木) 晴れ

<モシというのは国土、大地を意味する。なので、この北の大地は<アイヌモシと呼ばれていた。
突然、何を言い出すのだ? というと、はがきが届いたのである。

「モシリ 屈斜路」だけで。まあ、もちろん郵便番号が書かれていたので無事に届いたのであろうが、いやはや。

9月2日から10月26日まで隣町にある美幌博物館にて「北海道を探検した男 松浦武四郎〜未知への憧れ・挑戦〜」が開催される。期間中の9月23日には学芸員の方による記念講座も。
屈斜路コタンに住む採集狩猟民族としては、たとえ店を閉めてでも見に行かねばならぬのじゃ。
誰だ? 閉まっていることの方が多いのでは…と思っているのは!

お時間のあるご近所の方は、ぜひ。

暑いだなんだかんだいっても、明日で8月も終わり。
9月になると神社のお祭りやら敬老会やら野菜の収穫やらきのこの収穫やら、何やらかにやらで忙しくなるんだな、これが。

ああ、また仕事が…。

人生で何回目?

2007年8月28日(火) 晴れ

昨晩は満月?っていうような真ん丸い月だったはずだが、きょう見たらなんで半月???

<kunne(暗い)-cup(月)-ray(死ぬ…だと思う)>皆既月食だった。
見ている間にどんどん月が細くなっていった。
太陽と月と地球が一直線上に並んだそうな。6年ぶりに。
テレビを見ていたら小学生の男の子がインタビューで「人生で初めて見た。感動した」と、なんとも大人びたコメントを発していてたまげた。

昔、アイヌは不吉な事が起きる前兆ではないかと大騒ぎ&大慌てで月が元通りになるよう祈りを捧げたというような話を本で読んだような…。
そりゃあ、急に月が見えなくなり始めたらそう思うわな。
…と、ここまで書いてなんとなく手にとった本をぱらぱらめくっていたら「日食の祈り」という写真が掲載されていた。

昭和初期、白老で木下清蔵氏が撮影したもの。
−日食は太陽が病気になったと考えられ、屋根の上にイナウを立てて太陽の病気が早く治るようにと祈る。現在は行われることがなくなった祈りのひとつである−というキャプションが添えられている。

あっ、これだ。記憶の片隅にあったの。
すみません。月食じゃなくて日食でした。

月はもちろん、太陽にも星にも山にも川にも湖にも海にも動物にも植物にも、森羅万象に魂が宿るという考えを持ち、つねに感謝の念を抱いていた。採集・狩猟・漁労の民族であったアイヌにはそれがごく当たり前の考えだった。

理想としては、かくありたい。
かくありたいのだが、現代を生きるアイヌとしてはつい忘れがち。
反省そして感謝。

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歌っていたのはオフコース

2007年8月26日(日) 晴れ

日中は蒸し暑かったりするけど、朝晩はしのぎやすくなってきた今日この頃。
お客さまからも「北海道は涼しい!」の声が聞こえ始めてきて、一安心といったところ。

若干おかしくなっているものもあるとはいえ、一番敏感に季節を感じさせてくれるのはやっぱり動植物である。

<nikaop>はni(木)ka(の上)o(に生じる)p(もの)ということでヤマブドウのこと。
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だんだん色づき始めてくる。楽しみ方はいろいろ…ね。
若葉やひげづるには酸味があるとかで、水洗いしてそのままか細く刻んで調味料として使ったと本に書いてあったぞ。
確かめたことはない。

マタタビはアイヌ語に無い? らしい…。
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生で食べられるので子供のおやつになった。

ハマナスは実<maw>という。
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屈斜路コタンでは毎年11月に行われる<イチャルパ>先祖供養祭のときに、お米と一緒に炊いてハマナスごはんを作る。

そして、内地では梅雨時の花として知られているらしいアジサイだけど、このあたりでは今時期に咲くんだな、これが。
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で、きょう行ったホーマックでは「じゃがいも」やら「とうきび=とうもろこし」やら「たまねぎ」といった野菜類を詰めるダンボール箱も棚に並び始めた。近くには鮭箱も。
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着実に「秋の気配」を感じる今日この頃。

お客さまの数的にも秋の気配…。
えっ、<Kussharo Factory>だけ?
うちの場合、秋だからってことじゃないけど(号泣)。

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♪まっかなお鼻の〜 トナカイさんは〜♪

2007年8月22日(水) 晴れ 30℃くらい

地元の小学校はきょうから2学期が始まった。
とはいえ、こう暑くちゃ勉強するのもたいへんだろうな、きっと。
大人も仕事をするのがたいへんなんだけど。

で。
暑いときになんですが、毛皮の話−。
わがままな、もといいろいろなお客さまがいるってこと。

5月、ゆかいな仲間の一人であるディトちゃんが、<Kussharo Factory>のOPENを記念してトナカイの毛皮をプレゼントしてくれた。

ディトちゃんは10年ほど前、屈斜路湖の美しい景観に感動し、コタンの一角にフィンランドのログハウスを建てた。
いまでは住まいのトータルコーディネートとして、オフィス用などの木材キットや、インテリアとして使える白樺木材の手作り品の輸入および販売なんぞを生業としている。
自治会にも入っていて、地域活動にも積極的なのだ。

トナカイの毛皮も住宅アクセサリーのひとつ。カーペットとして、はたまた壁にかけたり、イスやソファのカバーなどにも使えるよ、ってことである。北欧のラップランドから輸入しているんだと。

忘れもしない。届けに来てくれたときは、ちょうど山へ<プクサ>ギョウジャニンニクを採りに行って帰ってきたところであった。
相場はまったく想像もつかなかったが、「お礼と言っちゃあなんだけど」ってことで、<プクサ>を渡した。そう、物々交換である…といっても、こちらのほうが圧倒的に有利なレートであった。

もちろんディトちゃんはそんなつもりはさらさらなく、本当にプレゼントしてくれようとしていたわけなのだが、<プクサ>をなまら喜んでくれたのだった。

早くカッコよく、このトナカイの毛皮を店内にディスプレイしなくちゃな、と思いつつ、いつものように時はあっという間に流れていた。
そのときも、毛皮は店内にあるキャンピングチェアの上にかかった状態だった。

客人「これ、なんの毛皮?」
KF 「えー、トナカイだよ。ゆかいな仲間の一人がプレゼントしてくれたんだ」
客人「へえー、エゾシカは見てきたけどトナカイは初めてだなあ」
KF 「そうだろうねえ。北海道にはエゾシカは売るほどいるけどトナカイはいないもんね」
客人「売ってくんない?」
KF 「ちょっと、あんた!何言ってんの。ダメだよ、プレゼントしてもらったんだから」

「そこをなんとか」「ダメ」「お願い」「やだ」というやりとりを延々、もとい、ちょっとばかし続けた後、しかたがないので冗談のつもりで「本人に聞いて売ってもいいって言えばいいけど」と言ってみたら「じゃあ、聞いてみて」だと。

ああ、そうかい。

はたして。ディトちゃんは国内某所にいた。笑いながら「(売っても)いいよ」とのこと。
○万○千円と客人に伝えると即答で「買う」。

ちなみに、まったく毛皮に関して知識のない者の印象としては、「プレゼントとしては高価だけど、欲しいひとにとってはリーズナブルかもね」ってなカンジの絶妙な価格であった。
<Kussharo Factory>には、この毛皮を入れてあげられるような大きさの袋なんぞ置いていない。
置いてある一番大きい袋でさえ半分ははみ出した状態だったけど、うれしそうにお持ち帰りになられた。
めでたしめでたし。

そして昨日。
ディトちゃんと会った。
<Kussharo Factory>に置いておくといいね」とかなんとか言ってトナカイの毛皮を2枚渡され、預かってきた。
なかなか日本流商いのポイントをついてるでねーの。
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せっかくだから、バックに和琴半島と露天風呂の片隅を入れて撮ってみた。どうよ?

エゾシカならともかくトナカイの毛皮? と思った方。
以前も書いたようにトナカイは立派なアイヌ語なんである。
ねっ? <Kussharo Factory>に似合うべ?

<Kussharo Factory>はストーリーを重んじるのである。決してこじつけではないぞ。

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一番涼しい場所は

2007年8月20日(月) あちっ!

きょうも<ぢぢカヌー>へ抜き打ち視察をしに行った。
店の右奥=むーみんが○○をする定位置なので、あらかじめそちら方面へ目を向けながら入っていったら左側のカウンターから姿を現した。
「あっ、こっちにいたんだ」

で、さっそくすごまれた。
「呪いかけるからだよお。暑いじゃんかよお」
いやいやいやいや、我ながらこんなに当たるとはなあ。びっくりだ。
この暑さを喜んでいる人もいるみたいだけど。

<Kussharo Factory>刺繍部門担当者は、ブツブツ言いながらアイロンかけたりミシンかけたりアイロンかけたりアイロンかけたりしていた。なにせ気温が20℃を超えると機能が衰え始める人間なのだ。
アイロンかけたりミシンかけたりアイロンかけたりアイロンかけたりし終えるころには、無口になっていた。
たいへんキケンな兆候である。

なので、仕方がなく美幌のホーマックへ出かけることにした。
車の中が一番、クーラーがきいていて快適なのだ…って、そうじゃなくあくまでも材料や道具を買うためである。

屈斜路コタンから美幌の町へ行くには美幌峠を経由する。
途中、覆面パトカーがお仕事をなさっていた。道内の交通死亡事故はいまのところ日本一だそうで、警察も取り締まりを強化なさるらしい。

レンタカーの皆さま、だいたいスピードを出しすぎですぞ。
イエローラインで追い越したり、カーブで抜いて行くのはやめてくれい。ハザードランプをつけずに停車するのも勘弁して。

あとは、お昼ごろ<Kussharo Factory>に立ち寄ってくれるのは本当にうれしいけれど、「今日はこれから知床を見て稚内まで行こうと思ってます」という計画を胸を張って堂々と口にするのもね。

聞いたほうはかなり涼しい思いをさせてもらえるけどさ。

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屈斜路湖も規制したほうがいいんでないかい?

2007年8月18日(土) くもり

先日、このブログの数少ない読者であることを名乗り出てくださった奇特な自称・人工呼吸師(って一体?)氏にすごまれた。

<Kussharo Factory>のブログに暑い暑いって書いてるから、オレ買って来たのによお。そのあとずっと涼しくなっちまったんだよな」
どうしてくれるんだ、と言わんばかりである。
そんなに言うなら謝るぞ。

本当に暑かったんである。
道内では牛やら鶏やら馬やらも熱中症で死んでしまったくらいだ。もちろん内地の40℃超に比べたら申し訳ないが。

きょうもストーブのお世話になった。
おっと、ちなみに自称・人工呼吸師氏が買ってしまったのは簡易冷房機みたいなものと思われる。
なんとか今シーズンにあと1日くらい、ちょっとクーラーでもつけたいなー、っていう暑さになってくれまいか。
せめて、機械を箱から出させてあげたいではないか。…箱からすら出してないって言うのだ。
大丈夫、いつかは使えるって!

さて。
戦いすんで日は暮れて−屈斜路湖畔の和琴半島キャンプ場しかり砂湯キャンプ場しかり。超ウルトラ大混雑のピークは過ぎていった。

観光地に暮らしていて、ゴミの散乱に関しては、はっきり言って閉口してしまうぐらいヒドく、怒りを通り越して悲しくなってくる。
前に、キャンプをしていた人が買い物袋いっぱいに入ったゴミを林の中に投げ捨てたまさにその瞬間を目撃したので注意をさせていただいたら、「ちょうど風に飛ばされたところなんだ」とヌカしやがった。最大瞬間風速50メートルくらいの突風が吹かなかったら飛ばないだろ、その袋は!

摩周湖に限らず、屈斜路湖だって排気ガスによる大気汚染や水質汚染は深刻だ。
「阿寒湖はマリモ、屈斜路湖はマリゴケ」っちゅーくらい(いや、ごめん。そこまで有名ではないか)に、「以前はごろごろとマリゴケが転がってたけどな、いまではとんと見かけなくなっちまったな」(地元に住む人生の先輩談)

ちなみに<ぢぢカヌー>には「マリゴマクッキー」なるものが用意されている。
コーヒーをすすりながらぽけらーっとしていたときにその文字が目についたので、ゴマの種類か? それともスリゴマの書き間違いか? と想像しつつ、むーみんに尋ねてみたら返ってきた答えは想像を超えていた。
「マリゴケにかけたの」

ずるっとコケそうになったこちらにお構いなく、
「えへへ。作ったのは○○○(本人の承諾を得ていないので伏字)だけど、名づけたのはアタシ」と得意満面。
あー、だんだん染まってきたなあ……何に?
いや、もともと素地はあったけど。

気を取り直して話を戻すと、釧路川源流部である。
シーズンになると、カヌーを楽しむ人やら釣りを楽しむ人、キャンプを楽しむ人たちで大混雑している。
スペースがあるといってもさほど広くはないので、車の路上駐車が後を絶たない。
あそこはカーブになっていて見通しが悪い。それなのに結構なスピードを出す人が多い。
車の往来のスキをぬって、橋の両側を子供も大人も行ったり来たりしている。
橋の上から釣竿を振り回している人もいる。

もンのすごーく危ない。事故が起きてからじゃあ、遅いと思うが。

それと「におい」。
それも「匂い」じゃなくて「臭い」の方。源流部にトイレは無いけれど、車で1分も走るか走らないかの所にコタンの公衆トイレはある。だからといってわざわざ来るような人は少ないだろな。
源流部に接する茂みの中からは気温の上昇とともに、もンのすごーいアンモニア臭交じりの悪臭が周辺に漂う。
用を足される人はすぐにその場を立ち去るだろうが、近隣には生活している住人もいるのだ。

いまは便利な携帯トイレもあるんだけどな。アウトドアの基本的なマナーだと思うのだが。

それにね。コタンの公衆トイレのほど近くに<Kussharo Factory>はあるんだす。
ついでにちょっと寄ってみるのもいいと思うんだけど!?

早くしないと商品が無くなっちゃうよ(泣)。

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これが北海道

2007年8月16日(木) 雨 のち くもり

お盆も過ぎたので、<Kussharo Factory>はストーブをつけた。
半袖とかショートパンツ姿のお客さまにはたいへん喜んでいただけた。めでたしめでたし。

…って、いいのか、こんなんで。

いやいやいやいや、ほんとだった。
13日に唱えた呪文が効いた。
「ビール」「ビール」もとい、「お盆が過ぎたらストーブ」のほうである。

昨晩も寝苦しかったのだが、今朝はどしゃ降りの音で目が覚めた。
時計を見ると、午前4時30分。
肌寒さを感じたので毛布を掛けなおし、当然のごとく二度寝に入った。ぐう…。

それにしても。
一晩、いや数時間で10℃近く気温が下がったっちゅーことである。
北海道人でもたまげたさ。

ライダーくんに(わかっちゃいるけど)聞いてみた。
「きょうみたいな日ってさあ、バイクで走っているとどうなのよ?」って。
どう…のあたりですでに「寒いっすよ!」と怒られた。
そうだよなあ。ごめん。

九州から来たそうで、きのうまでは何で北海道もこんなに暑いんだ!って怒っていたくせに、きょうは寒すぎるって怒っているらしい。
勝手だなあ、人間は。

それに比べて、セミの潔いことといったら。
すっかり鳴き声が聞こえなくなっちまったさ。

明日も平年並みか平年よりやや低い気温になるという予報が。
するってえと、またストーブをつけにゃならんか?
灯油代、高いんだよ。かんべんしてくれ。

勝手だなあ、人間は。

湖畔沿いにはいま、<opsa>サビタの白い花が至るところで見られる。
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サビタとはノリウツギのこと。opは槍、saは先を意味する。槍柄に利用されたり、芯が柔らかく簡単に抜くことができるのでキセルを作っていた。乾燥するととても堅くなるので<イクパスイ>酒棒箆を作る材料としても使われた。さらに、表皮の下がねばねばしていてシャンプー代わりに用いたとも。


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いろんな意味でアツかった

2007年8月15日(水) 猛暑日

二度あることは三度ある−っていうが、三度どころじゃなく、34℃だった。

これで4日連続の30℃越え。さすがにそろそろ慣れて…くるはずもなく、食欲は落ちるわ、夜は寝苦しくて睡眠不足になるわ、もうヘロヘロである。

で、きょうは今年一番!というか観測史上最高気温を観測したらしい。はああああ。
とりあえず天気予報によると、明日16日は天気が崩れ、気温も平年並みに戻るらしい。
けど、平年並みなんて忘れちまったぜ。きょうより12℃くらい下がるって!?
ほんとかあ?

<Kussharo Factory>の店内には、クリップ式のちっちゃい扇風機1台のみ。
真下にいる人にしか風、しかも温風が届くのみ。でも無いよりはマシ…なのかなあ。

そんな最悪の環境の中、お客さまが<Kussharo Factory>に立ち寄ってくださった。
ありがたいことである。
ちなみに2,3日前にできあがった太い<マタンプ鉢巻をさっそくディスプレイしてみたりして、外観はこんな感じに…。
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おっ、なんか店っぽくないかい?

青年A:「このペンダント、こういうふうになりませんか?」
KF:「うーん、1時間くらい時間をくれればアレンジできるけど…」
青年A:「じゃあ、摩周湖に行ってまた戻ってきます」と言ってくれた青年2人。

「(1時間もかかるん)だったらいいです」といわれても仕方がない状況である。

中年B:「このペンダントさあ、こういうふうにできない?」
KF:「20分くらいあればできるけど…」
中年B:「じゃあ待ってるわ」

きょうは不思議と、このテの依頼が多かった。
自分で作ったモノだからこそアレンジができるとはいえ、旅行中の貴重な時間を割いてでも買って行ってもらえるというのは職人&商人冥利に尽きる。
アツいものがこみ上げ…ってほどじゃないけど、イヤイライケレ。
グズベリー採集は中断してしまったが…。

そうなのだ。
グズベリーは今が採りごろ、採集民族としては忙しいんである。
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きのうなんて、何を血迷ったのか採ったグズベリーを天日干し…っていうか、かるく日に当てようと思った程度だったのに、気づいたらあまりの暑さ=太陽光の強さのために、煮立ってしまった。
ほんとだってば! ジャムみたいになってやんの。作りたいのはジャムではない。

どれもこれも暑さのせいじゃ。

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涼しくなる話

2007年8月14日(火) 相変わらず猛暑

正午前、某公共放送の天気ニュースより。
「午前11時現在、弟子屈は30.5℃……」
そうだろな、それぐらいあるよな。続いて、
「きょうの予想最高気温は…」というので画面に注目して見て、我が目を疑った。
弟子屈が26℃となっている。なんですと?

その後まもなく、今度は我が耳を疑った。
「各地ともすでに予想最高気温を超えています」って。そんなのありかい? 訂正するとか、ないんですかい?

あー、よけい暑くなってきた。
なので、<ぢぢカヌー>へ抜き打ち検査をしに行った。なんの?
すると案の定…というか、むーみんが○○していた。本人の名誉のために詳細は伏せるが、暑いもんな。わかるわかる。

さて。
屈斜路湖を訪れる観光客の増加に伴い、<Kussharo Factory>の店内をのぞいてくださるお客さまも少しずつ増えてきた。
たいへんありがたいことである。

4月にコソコソっと、つつましやかにOPENさせていただいた当店は、当然のごとくリピーターさんがいるわけではないので、皆々さまが初顔合わせ。
ガイドブックに広告を載せているわけでも、もちろんない。

「たまたま」なんである。
でもって、「たまたま」を広辞苑でひくと、【偶・適・会】という文字が当てはまると説明されている。

以前、誰かが「たまたまっていうのは、魂魂ってこと。偶然のようで、実は魂と魂が呼び合っているんです云々」みたいなことをいっていたのを聞いた。

このブログを始めた日。
−アイヌ語で、あいさつに使われる<イランカラテ>という言葉は、あなたの心にそっと触れさせていただきます、という意味になる−と書いた。

なるほどなあ、なんてちょっとわかったような気分になっている今日この頃である。

お客さまが少しずつ増えてくるにつれて、売り上げも少しずつ増えてきた。
でもって、商品は少しずつ減ってきた。

当たり前である。当たり前なんだが…。

フツー商品が減ってきたら補充される。
ただし。
補充されるのは、在庫があってのことである。

それが<Kussharo Factory>の場合、制作が追いつかないんである。
決して売れまくっているという話ではなく、もともと陳列数が少なかったうえに、あくまでも自分たちや仲間たちが作ったものだけにこだわっているので、店にいながら作れるものっちゅーのは限られるんである。
合間をみて、山や山や山に行かなけりゃならんし。

やばい。
限りある在庫がだんだん減っていく。しかも在庫がぜんぜん溜まんない。

暑さのせいだけでない汗が流れる今日この頃。

でもね、ちょっと増えたんだよ、鹿角のペーパーナイフとか。
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どんなもんだい。

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暑気払いの呪文

2007年8月13日(月) 猛暑

アイヌ民族独特の行儀のことを<aynupuri アイヌプリ>という。

地域にもよるみたいだが、年に一度は祖先を偲ぶ<イチャルパ>先祖供養祭があり、ここ屈斜路コタンでは現在11月に行われている。
屋内で男性が<カムイノミ>神への祈りを行った後、外の<ヌササン>祭壇に行って、女性たちが供物を小さく砕いて自らも食べながら個人の名を呼び、語りかけながらヌササンの周りに撒き散らす。
墓参りの習慣は、あまりなかったようだ。
いや、勉強不足なんではっきりしたことはいえない…。

屈斜路コタンのヌササンは、屈斜路湖畔の大きなハルニレの木の下にある。
つねにコタンの住人を見守ってくれる位置に存在している神聖な場所だ。なんとなく、違う空気が…。
近くに観光客向けの説明板もあるので、気が付いたら読んでみてね。

が。
現代を生きるアイヌとしては墓参りもする。
ということで、きょうは盆の入りだ。
なので、ご先祖さまお迎え用の「きゅうり馬」と「なす牛」が登場した。

左右前後のバランスをとるのが難しいんである。
割り箸を突き刺すのは一発で決めねばならんし。

刺し先を削ってとがらせ、きゅうりやなすを正面から見て「ふーむ」、きゅうりやなすを正面から見て「ふーむ」、よし、このへんだな、えいやっ、と突き刺す。いや、別に掛け声はいらんけど。
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おっ、なかなかいいんでないかい?

いやいやいやいや、それにしても昨日といい今日といい、暑いったら暑い。
じーっと動かないでいても暑い。
でも動かないわけにもいかないから、思い切って動いたら、くらくらするぐらい暑い。
おまけに風も無いときた日にゃあ、あーた。

セミは狂ったように鳴いていて、耳の奥までジンジン響く。こっちまで気が狂いそうじゃ。
日本列島全体が酷暑みたいだから文句をいってもしょうがない。

内地から来たお客さまが驚異的な言葉を発した。
「こっちは湿度がないからまだ耐えられますよね」

……。そ、そうだったんだ。これぐらいじゃ湿度は無いに等しいんだ。
てっきり湿度も不快指数も100を突破していると思ってた。

すまん。ぜいたく言って。

おまけにこの暑さの中でも置いてあるストーブを、お客人はするどく見つけて指摘なさる。
だって、お盆を過ぎたら朝晩は肌寒くなるんだよ。

そう、「お盆が過ぎれば」「お盆が過ぎれば」−これが暑さを乗り切る呪文である。
「ビール」「ビール」じゃないぞ。
ビールは暑くなくても飲んでるもん。

で、ビールを飲みながらテレビを見ていたら流れてきた天気予報。
「この暑さは一週間くらい続くでしょう」

……一週間後っていったら、お盆はとっくに終わってるがな。

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夏のハナって

2007年8月10日(金) くもり のち 雨

ムシとくれば次はハナである。
はて?

ハナにも「だんごっぱな」とか「わしばな」とかいろいろあるけど、夏のハナといえば誰が何と言ってもヒマワリだ。
誰も何も言わんがな。
そう、<etu エトゥ>じゃなくて<nonno ノンノ>である。若い女性をターゲットにした月刊誌のタイトルにあったな。雑誌編集関係者は確かに「アイヌ語のnonnoからとった」ということをなにかで読んだ記憶がある。
するってえとMen’s nonnoは“男の花”か…。ふーむ。
ところでそれらの月刊誌はまだ存在しているのか? 読者適齢期をとっくの昔に過ぎたもんで…。

屈斜路コタンのメインストリート=クッシー街道=道道52号から国道243号に出ようとするとT字路になっている。その突き当りの場所に、数日前から「ひまわり畑 入り口→」という看板が目線の高さに立った。

ひまわり畑? あったっけ?
お客さまに尋ねられても知らないなんてことになったら、地元住人としてあるまじき体たらくである。
これはチェックしておかねば!

ということで、看板に導かれるまま、まず右折。
こういう看板はたいてい、「(目的地まであと)1km」とか「(同)100m」とかあるもんだ。距離数が書いていないとしたらすぐにその目的地があるもんだ。

ちょっと走って(車で)「あれ?」とイヤーな予感が漂い始めたころ、立て続けに「ひまわり畑 入口」「ひまわり畑 入口」っちゅう看板が視界に入ってきた。到着してみたら、「屈斜路ウォータースポーツ公園」の駐車場であった。なーんだ。ひまわり畑は公園に隣接していて、車は公園駐車場に停められるようになっていた。

<Kussharo Factory>から双方距離徒歩…で行けなくはないけど、車だと2〜3分のところにある「屈斜路ウォータースポーツ交流公園」とは、動力船・無動力船を楽しみたい方が利用する施設。
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屈斜路湖は急に風が強くなったり風向が変化したりと予想外の現象が起こることがある。安全を確保するのはもちろん、屈斜路湖の自然環境を守るためにも、湖上をご利用の際は必ず手続きを。規制区域は守ってね。

で、ひまわり畑である。
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天気が悪い、というかおそらく日照不足が響いているのであろう。満開になるにはまだ時間がかかりそうだが、なかなかである。
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ひまわり畑のメインストリート=駐車場から続く通路を挟んで右側には迷路が作られていた。
どれどれ「ものは試し」とばかりに進んでみたところ、どうやらクイズ形式になっているらしい。
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画像が小さいので補足説明すると、
Q:「牛の白黒模様、毛を刈るとどうなる?」だと。
A:「模様がなくなる」と思ったら右へ、「皮膚も白黒模様」と思ったら左へ行く、といった趣向。
つまらなくなるので、あえて答えは記さないけど、…ど、どっち?
そもそも刈るっていうほど毛が長かったか? というようなツッコミはしちゃいかんのだよ。

こうなると次の問題を想像するのが実に楽しい。
“白黒つながり”で「ダルメシアン(101匹わんちゃん大行進のモデル犬)の地は黒か白か」とか、“ダルつながり”で「いま一番ホットな男、北海道人が誇るイケメン俳優もとい野球選手ダルビッシュの身長はこの畑で一番高いひまわりより高いか低いか」とか!?

よし! 次に行くぞ! 
いてもたってもいられない衝動にかられたところで、はたと気づいたのであった。
いまは店=<Kussharo Factory>の営業時間内である。
ここで油を売っている場合ではない。
商品を売らねば。

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夏のムシって

2007年8月9日(木) 雨 のち 晴れ

「ウグイス鳴いてる」
春だねえ。
「セミ鳴いてる」
夏だねえ。
「萩の花、咲いてたよ。あっ、コスモスも」
秋だねえ。
…おいおい。

確かに昨日は立秋だった。でも屈斜路はここのところ、もンのすごくムシ暑い日が続いている。
冷房のあるウチなんてほとんどない。
宿泊施設だって、冷房を入れ始めたのは最近のことである。
なぜなら、お客さまに怒られるからだ。
でも、怒られるのは宿泊施設だけではない。<Kussharo Factory>も怒られる。
この現象を「八つ当たり」という。

人間、寒いより暑いほうがイライラ感がつのるらしい。

ところで。
夏のムシといえば、<ikupakikir>クワガタである。
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北海道は基本的にカブトムシが存在しない。
なのでクワガタがヒーローなのだ。
近頃、見つかるようになったカブトムシは養殖モノや内地から渡ってきたヤツである。

夜、暗闇の中に光る小さな明かり。
それは100%、街灯の下などにいるクワガタを探しにきた親子の姿である。

だってふだんはそんな時間に歩く人なんていないもん。
あっ、キタキツネの目が光って見える可能性はある。


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エゾリスはウマい!?

2007年8月6日(月) 晴れ 一時あめ のち くもり

夜11時で気温が20℃。はああ、かんべんしてくれー。

今朝、奇跡的に6時ごろ目が覚めて外へ出た時点で、すでにもわ〜んとした空気がただよっていた。
そこで起きてしまえば三文ぐらい得をしたんだろうけど、再びのらりくらりしているうちに、うっかり目を閉じてしまったのである。
うかつだった。
一回まばたきしただけなのに、なぜか8時近くになっていてびっくりしたのなんのって。

今朝はすごいぞ。
<opakekiyo オパケキョ>ウグイスも鳴いていたし、<yaki>セミも鳴いていた。
季節感も何もあったもんじゃない。

いま、道沿いにはオオウバユリ(大姥百合)が盛りである。
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クッシー街道(道道52号)ではとくに、砂湯から川湯にかけてズラーリ。
高さが1m以上あり、10〜20個ぐらいの花が横向きについているのですぐにわかる。
花が咲くころに葉(歯)がないこともあることから姥なんだと。なかなかヒネリが利いているんでないかい。

このオオウバユリの根からとる澱粉はアイヌ民族の重要な保存食料だった。以前にも書いたことがあるけど、知里真志保博士によるとアイヌは自分たちにとって役に立つもの、有益なものにだけ単語をつけたという。
オオウバユリ全体を指す単語はないが、鱗茎は北海道全域で<turep トゥレプ>と呼ばれている。

とったばかりの球根を焼いたり茹でたりして食べたこともあったみたいだけど、ほとんどは
「鱗茎を1枚ずつほぐして水洗い」→「粘り気が出るまで搗く」→「水を加えて少し時間をおき澱粉と澱粉滓を分離させる」→「上に浮いた滓はしぼり、底に残った粉を水にさらしてから布の袋でしぼり日干して保存する」とか「澱粉滓をふきの葉で包んで10日くらいねかせて発酵させ、臼で搗きつぶしてからさらによくこね、丸めて真ん中に穴をあけてひもを通し、干して団子を作ったり」した。

残念ながら今や、説明を書いただけでも手間のかかるそのような作業をしてまで食べる人はいない。
現代に生きるアイヌはスーパーマーケットに行って野菜や肉や魚を買う。

…ってわざわざいうのも、お客さまから真顔で尋ねられることがあるのだ。
「食料はどうしているんですか?」「どういったものを食べているんですか」って。ホントに。

つい、「山へ行って鹿やらウサギやらをとっつかまえて…」と言っちゃおっかなーと思ったりするんだが、マジメな性格がジャマをして言えないんだな、これがなかなか。
鹿だったら内地から来るハンターさんのほうが気軽にゲットしてるっしょ。

でもチョロチョロしているエゾリスを見かけると、「あー、昔、親たちが焼いた(エゾリスの)足をしゃぶるように食べていたっけ」ってなことが頭をよぎる。鶏肉の手羽みたいなかんじだね。

ゆえに、エゾリスは「かわいい!」っちゅーよりも「うまそう!」なモノなのだ。
おことわり:画像はありまへん。

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よろしくない事態

2007年8月5日(日) くもり のち 晴れ

ストーブってのは寒いときに使うもんである。
なので、ストーブのついた<Kussharo Factory>店内に入ってきて、「寒いんですか?」とおそるおそる聞いたり、「うわっ!」とオーバーアクションで驚かないでほしい。
だから。ストーブってのは寒いときに使うもんなんだってば!

昨日朝、某公共放送の天気ニュースでは台風5号について、「車のワイパーが役に立たないくらいの強い雨」とか「傘が役に立たないくらいの強い風」など、わかりやすい表現をしていたが、幸いなことにここ屈斜路はおだやかだった。

まあ、天気予報っちゅーのには“ところにより……”という便利なフレーズがある。
この広い北海道の天気をひとまとめに言っちゃいましょ、というのがどだいムリな話であって、アテにするからいかんのだ。
だいたい弟子屈町にしたって、屈斜路を基準にして約20キロほど離れた市街地と、逆方向に約20キロくらい離れた川湯エリアでは全く天気が違うことも珍しくない。湖を挟んだ対岸とだって天気が異なったりする。

それにしても。
ムシ暑かったりストーブをつけたりと、人間の身体もおかしくなるが自然界もたいへんそうである。
一昨日の朝−すがすがしく朝の散歩をしていたら鳥の鳴き声が聞こえてきた。

「ホー、ホケキョ」「ケキョケキョケキョ」

おっ、<opakekiyo オパケキョ>ことウグイスでねーの。
ウグイスだなあ、と愛犬に話しかけたら彼はきょとんとした顔で答えたのであった(たぶん)。

「なんで今頃、ウグイス?」
選挙も終わったのにね、というつまらんボケはおいといて。
うーむ、こんな事態はマズいんでないかい?

とある人からの情報によると(って、そんなおおげさな話でもないけど)、今時季は山の中に入るはずの<parkew-cikap-kamuy>ミヤマカケスの姿も家の近くで見られるとか。
ちなみに、とある人というのは山の中に住んでいるわけではない。
いやいやいや、どうなっているんだべ?

どうなっているんだべ、といえばお客さまも…。
しつこいようだが、選挙は終わりましたぞ。遠慮しないで屈斜路湖畔へ。
その際は<Kussharo Factory>を覗いて行ってくれないと困る!

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来るのはお客さまではなく台風

2007年8月3日(金) くもり ときどき 雨

昨日は一日中ムシ暑いのなんのって。夜になっても気温が24度って一体、どういうことよ?

きょうも天気は悪いものの、最低気温最高気温ともに例年より3度くらい高かったそうだ。あー、やだやだ。
北海道人は暑さに弱い…と一概にはいえないが、少なくとも<Kussharo Factory>のスタッフは暑さに弱い。たぶん寒い国で暮らしている人間は寒さに耐えられるように、体感温度が高めに設定されているのだぞ、きっと。

スキージャンプの船木選手が言ってた。「遠征とかでホテルに泊まるでしょ。部屋の温度が10度以上だと暑く感じて窓を開けて寝る」と。部屋の温度っていったら、たいがいは10度以上だぞ。
ちなみに<Kussharo Factory>の木彫り担当責任者は寒さにも弱い。
…話が違うでないの。

さて。
お客さまがいないので、というわけでは決してなく、必要に迫られて釧路へ出かけた。
仕方なく、行ったのである。
だってさ、自分で作ったモノだけを自分の店で売っているということは、材料の購入なんぞも自分でしなけりゃならないわけですがな。まさかシーズン前に半年分の材料をゲットしておくことなんてできやしないし。

<Kussharo Factory>スタッフのワンダーランド・ホーマックと手芸店クラフトパークは実に楽しい。
両店とも、どこに何があるのかほとんど把握してしまったので、やや新鮮味が薄れてきている感は否めないが、あれこれ考えながらのショッピングっちゅーのは気分転換にもってこいじゃ。

そういえば先日、たいへんデンジャラスな情報を入手してしまった。
なんと、弟子屈にホームセンターのツルヤができるというのである! いやあ、困った。材木だって簡単に買えるようになるんだぞ。
東急ハンズができる日も近いかな。

…妄想するのも楽しいんだ。

阿寒湖経由で帰ったため、夕食は<奈辺久>にて。よくガイドブックでも紹介されている。

おいしい、おいしくないというコメントは好きではない。
味覚は人それぞれだと思うから。

イチロー選手が言ってた。結婚後まもなくのころ、奥様の手料理はおいしいかと記者に問われると、「一般的なことはわかりませんが、ボクの口には合います」と。

ちなみに天丼840円とは、お店自慢のわかさぎ他、エビやらピーマンやらナスやらの天ぷらがてんこ盛りである。
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シーズン中に観光地へ!

2007年8月1日(水) あちぃ(汗)

新鮮な体験をしてしまった。
観光シーズン真っ盛りのこの時期、観光地へ行ってしまったのである。

前回行ったのはいつだったっけ?−ちゅーぐらい久しぶりに津別峠へ。雄大な屈斜路湖を満喫した。
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屈斜路湖を見下ろすことができる峠は4つある。一番有名なのは、映画「君の名は」の舞台にもなった美幌峠だな。
あとは小清水峠、野上峠、そして津別峠。いずれも角度を変えて屈斜路湖を見下ろすことができるのだが、一番馴染みの薄いのが津別峠ではないだろうか。
というのは、峠へと続く道道588号の開通期間が短いんである。降雪時期はもちろん通行止め。道幅が狭く、そもそも通行量が多くないので春先も積極的に除雪されず、開くのはのーんびりと5月下旬ごろになる。で、閉まるのは早くて10月末くらい。
地元の住人でさえ、もたもたしていると通らずにその年が終わっちまう。っていうか、あまり行く人もいないか。
撮影ポイントとしては絶好の場所なので、カメラマンには人気みたいだが。

地元とはそういうもんだす。同じく町内にある摩周湖だって、前回行ったのはいつだっけか?

観光業に携わっている人間ほどシーズン中の観光地を知らないわけだが、お客さまから情報を求められることも多いので、なるべく多くのお客さまから情報を聞き出し、それを横流しするのである。

でもたまには自分の目で見ておくか…っていう殊勝な心がけというよりも、きょうはホワイトブルーと称される屈斜路湖を見てみたくなったのである。摩周ブルーと比べてもひけはとらないぞ。

天気が良く、ドライブ日和であった。途中、キタキツネに会ったりして、いやあ観光しているみたいだ。
20分くらいで到着した津別峠の駐車場は停め放題=貸切状態=つまり先客はいなかった。

車をおりると<yuk ユク>エゾシカが出迎えてくれた。コイツがまったく逃げないんである。
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野生動物らしく、多少は逃げる素振りを見せてほしかったのだが。

エゾシカの隣には木彫りのふくろうを売っているおじいがいて、(正確には、木彫りのふくろうを売っているおじいの隣にエゾシカがいたのだが)「全部1000円でいいぞ」と話しかけてきた。

「コレ、おじいが彫ったの?」
「おう、そうよ。もともとは仏像を彫っていたんじゃ。ほれ」
ポートフォリオ…もとい作品の写真を挟んだミニアルバムが出てきた。表紙には“因縁報果”とある。
「ここにいるのはあんたの意思ではない。導かれてきたんじゃよ」
はあ。
「ワシと縁がない人は駐車場からまっすぐそっち(=展望台へと続く道)へ行くんじゃ。縁がある人とはこうして面と向かう」
はあ。

とりあえず、値札は1000円から2000円まで各種取り揃っているんだから、多少、値段交渉のやりとりがあってもいいんでないかい?
それでいて、1000円のふくろうを指差して「700円にならないの?」と相手してみたら、「それはできん。オレが300円損するというのではなくてな、おたくが300円分の不幸に見舞われる」みたいなことを言うんである。
3年前に喜寿を迎えられたというから御齢80歳か。おじいが言うからいいけど、フツーに言ったら下手をするとお客さまとケンカである。

「ワシ(注:鷲)を彫らせたら北海道でワシの右に出る者はおらんぞ」とシャレっ気も効いている。

なかなかのおじいであった。

やっぱ、たまには観光地に行かないとな。
セールストークの勉強にもなる…か?

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