2007-07

野生動物にはエサを与えないでください

2007年7月5日(木) くもり夜半から大雨

「犬が人を噛んでもたいしてニュースにならないが、人が犬を噛んだらニュースになる」と聞いたことがある。

そこに至るまでのプロセスはさまざまだろうが、“犬は噛むもの”という当たり前の事実というか習性(しつけ、訓練うんぬんは別問題)が前提にあるわけだ。

7月4日付 北海道新聞朝刊
コロちゃん怒った 人間ガブリ

コロちゃんとは十勝管内豊頃町の大津漁港付近に4年前から居座っているというゼニガタアザラシだった。
野生動物には事欠かない道東に住む者としても、へええーっの出来事。
ヒグマ、エゾシカ、キタキツネ、エゾリス、エゾタヌキ…次から次へ思い浮かぶが、見慣れないのでアザラシというのは想定外だった。

うらやましい。

なんでも昨年、テレビや週刊誌で紹介され「野性のアザラシに触れる」ということで客がどっと押し寄せたんだそうだ。

どうやら近づいても逃げない、ほえない、人懐っこいと見物行為がエスカレートしたもよう。

棒でつつく、子供をアザラシの背中に乗せて記念撮影をする、足でアザラシの体を押す、犬をけしかける…

そりゃあ、怒るわい!

道沿いに出てくるエゾシカやキタキツネの写真を撮るために、観光客がエサをあげている姿は数え切れないほど見ている。
そのたびに悲しくなる。
エサをあげている方は旅行中の楽しい思い出の一コマだろう。
でも、動物たちは一度でも人間の手からエサをもらってしまったら自分でエサを取れなくなる。そして厳しい冬を越えなければならないのだ。

ヒグマに至っては射殺される運命にある。もともとヒグマの棲み処だったであろう場所に出てきただけで。人間の目に触れてしまったがために。

さすがに国の特別天然記念物でもあるシマフクロウを捕獲しようと思っている人はいないだろうが、触りたかったら<Kussharo Factory>へどうぞ。あるよ、いっぱい、売るほど。

07070501



テーマ:北海道/道東 - ジャンル:地域情報

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